駒ケ根市の新たな観光PRキャラクター候補を市民投票で選ぶ「選抜総選挙・投票まつり」が22日、市文化会館で開かれた。全国から寄せられ、予備選を勝ち抜いたデザイン15作品が“出馬”。家族連れなどが気に入ったデザインに票を投じ、市内外のキャラクターの着ぐるみも選挙応援に駆け付けた。 新キャラづくりは来年度の市制施行60周年に合わせ市が企画した。7~9月の全国公募で241作品が集まり、2回の選考で、中央アルプスや市花のスズラン、地元の伝説に登場する霊犬早太郎やカッパを題材にした15作品を選んだ。 投票所の市文化会館・小ホールでは、市の夏祭り「KOMA夏!!」を盛り上げる「SPEED(スピード)太郎」や県の観光PRキャラクター「アルクマ」などが出迎えた。お気に入りのご当地キャラと写真を撮る人たちでにぎわった。 掲示された選挙ポスターを見比べて投票した駒ケ根市赤穂南小学校3年の鈴木凜さん(9)は「どれにしようか迷った。駒ケ根らしく、かわいいキャラクターに決まればうれしい」と話していた。 投票は今月9日に始まり、来年1月6日まで。市役所に投票箱を置き、郵送でも受け付ける。上位6作品に絞り、1月中旬の最終選考で1点を決め、着ぐるみにする計画だ。(長野県、信濃毎日新聞社)
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