千曲市出身でプロ野球パ・リーグ楽天の聖沢諒選手(28)が25日、出身の松代高校(長野市)野球部時代の監督で、現在は丸子修学館高校(上田市)野球部監督の柳沢博美さん(53)を同校に訪ねた。チーム発足から9年目で日本一になったことを報告し、来シーズンに向けて抱負を語った。 聖沢選手は今季、けがに苦しみながらレギュラーシーズンで120試合に出場。巨人と対戦した日本シリーズでも打撃面や得意とする盗塁でチームに貢献した。 この日は校長室で柳沢さんと懇談し、「けがで振るわなかった分、日本シリーズで挽回しようと臨んだ。来季は全試合にセンターで出場したい」とあいさつ。日本シリーズ第5戦を東京ドームで観戦したという柳沢さんは、「球場にいる姿は風格があり、安心してプレーを見ていられるようになった。逆境を経験したので、来季はさらに活躍してほしい」と激励した。 聖沢選手は松代高校から国学院大(東京)に進学。2007年にドラフト4巡目で楽天に入団後は外野手として活躍し、12年はパ・リーグ盗塁王になった。(長野県、信濃毎日新聞社)
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