山雅、田中隼磨を獲得　松本出身の元日本代表ＤＦ

　サッカー元日本代表ＤＦでＪリーグ１部（Ｊ１）の名古屋グランパスを退団した松本市出身の田中隼磨（はゆま）選手（３１）が、Ｊ２松本山雅ＦＣに入団することが６日、決まった。田中選手は同日午前、松本市内の松本山雅のクラブ事務所を訪れ、契約書にサイン。クラブは同日、田中選手の完全移籍加入を発表した。同日午後に同市内のホテルで入団記者会見を開く。 　今年がＪリーグ参入３年目となる松本山雅は一層の戦力強化と集客力アップを狙い、地元出身の田中選手の獲得を目指していた。Ｊ１のシーズンが終わった昨年１２月からクラブ幹部が田中選手と交渉し、入団で合意に達した。 　田中選手はＦＣ松本ヴェガなどで育ち、松本市女鳥羽中を卒業と同時に横浜フリューゲルスユースに入った。横浜Ｆ・マリノスユースから２００１年にトップ昇格。０２、０３年に東京ヴェルディに期限付き移籍し、０９年に名古屋に完全移籍。名古屋では１０年のリーグ優勝に貢献した。Ｊ１で通算３５５試合に出場し、１５得点。０６年には日本代表入りし、国際Ａマッチ１試合を経験している。 　田中選手はクラブを通じ、「これからのサッカー人生を松本山雅ＦＣと共に戦っていきたいという強い覚悟でいる。新たな挑戦にワクワクしています」とコメントした。（長野県、信濃毎日新聞社）