プリンスホテル(東京)による北佐久郡軽井沢町内の同社ホテル「宿泊権」の高額福袋が5日、販売を終え、6種類で最高額の365泊1千万円の福袋は売れなかった。ただ、14泊で41万円と50万円の福袋を中心に5日間の売り上げは12袋で計587万円。想定していた10袋を上回り、同社は「お得だと感じて買っていただけたと思う。好評だったので来年も販売したい」としている。 1千万円の福袋は、四つのホテルでスイートルームにも使える。他はいずれも2014年にちなみ14泊で41万~100万円。最高価格帯の部屋を利用したとして単純計算すると、1千万円の福袋は通常料金のおよそ9割引き、他はおよそ75~50%引きと「高級割安」の設定だった。 7月オープンする「ザ・プリンスヴィラ軽井沢」に14泊できる100万円の福袋は1袋の購入があった。最も売れたのは軽井沢プリンスホテルイーストに宿泊する41万円で7袋。50万円のザ・プリンス軽井沢は4袋だった。 プリンスホテルによると、購入者に県内の人はなく、東京を中心にした関東地方の人が買った。従来の同社ホテルの利用客や時間的に余裕があるとみられる60、70代が多かったが、30代の購入者もあった。(長野県、信濃毎日新聞社)
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