9月30日に任期が満了するのに伴う塩尻市長選で、現職の小口利幸氏(62)=無所属、塩尻町=は13日、信濃毎日新聞の取材に「林業再生に引き続き取り組みたい」と述べ、4選を目指して立候補する意向を明らかにした。政策を詳細に詰めた上で正式表明するとしている。 塩尻市では、民間企業を主体に市や県などが連携して木質バイオマス(生物資源)発電所と製材工場を設ける「信州F・パワープロジェクト」が進行する。小口氏は「プロジェクトを計画した責任がある」と説明。発電所、製材工場とも2015年度にも稼働を予定しており、自らの手で運営を軌道に乗せたいとの考えを示した。 小口氏は塩尻市出身。慶応大を卒業後、セイコーエプソン勤務、市議を経て、02年の市長選で初当選した。 同市長選では、新人で前市議小野光明氏(51)=北小野=が無所属で立候補する意向を表明。市議の青柳充茂氏(60)=無所属、洗馬=も出馬を検討している。(長野県、信濃毎日新聞社)
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