東北信地方の高校に通う５人の高校生でつくるグループ「Ｙｏｕｔｈ Ｓｈｉｐ（ユース・シップ）」が呼び掛けて１３日、初めての「長野高校生会議」が長野市新田町のもんぜんぷら座で開かれた。将来の生き方や高校生の社会活動について、学校の枠を超えて考えようと企画。県内の高校生２７人が集まり、「世代間交流」「守りたいもの」「地域の祭りに若者を呼ぶには」の三つのテーマで議論した。
東北信地方や松本市などから参加した高校生たちは自己紹介の後、ゲストで招いた会社員や公務員ら大人が提案した３テーマについてグループに分かれて話し合った。「世代間交流」のグループでは「将来のイメージが形にならないまま進学を迫られる」「いろいろな職業の大人から生き方を学べる場所がほしい」などの意見が出た。大学生と交流するカフェ、さまざまな職業の大人や行政と情報交換するスマートフォンのアプリ（応用ソフト）を作る―などのアイデアをまとめた。
会議後はお互いに連絡先を交換。「地域の祭りに若者を呼ぶには」のグループに参加した上田高１年の出沢一晃さん（１６）＝佐久市＝は「地元の衰退をどうするか関心があるけれど、普段友達とは話題にならない。活発に話し合える場を見つけられて良かった」。「世代間交流」のグループに参加した長野西高２年の木内佳菜さん（１７）＝飯山市＝は「会議でまとめたことを、知り合った仲間と実現したくなった」と話していた。（長野県、信濃毎日新聞社）
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学校の枠超え議論 長野で「高校生会議」初開催
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