下伊那郡阿智村昼神温泉郷の活性化に取り組む村の第三セクター「昼神温泉エリアサポート」は、温泉郷にちなんだ商品に使うブランド名とロゴマークを新たに決めた。入浴剤などの土産品に統一感を持たせ、女性客にアピールする狙いだ。 ブランド名は「昼神」と「土産」の読みを合わせた「HIRUGAMIYAGE(ひるがみやげ)」。おしゃれ感を出すためにローマ字表記にしたという。ロゴマークは、女性の髪の毛やまつげをイメージした三日月形と星形を組み合わせた。 HIRUGAMIYAGEの商品第1弾として、昼神温泉のアルカリ性源泉を使った「温泉とハチミツの美肌せっけん」を年明けに発売。これまで販売していたせっけんより源泉の割合を増やし、ハチミツも加えた。重さ15グラム(520円)と同80グラム(1340円)の2種類で、80グラムのせっけんには表面にロゴマークを刻印し、包み紙にロゴマークとブランド名を入れた。 昼神温泉エリアサポートはほかに、温泉水を使ったリップクリームなどの新商品も検討。化粧水やフェイスマスク(パック)など、既存の商品にもロゴマークなどを使う。温泉郷の素朴な雰囲気を伝えるため、シンプルな包装を心掛けるとしている。 三セクの宮沢尚美さん(33)は「土産をもらった人に、昼神温泉に行ってみたいと思ってもらえたらうれしい」と話している。せっけんは同温泉郷の旅館や昼神温泉ガイドセンター(電話0265・43・3001)で販売している。(長野県、信濃毎日新聞社)
↧