木曽谷各地で日没後、アイスキャンドルをともす「木曽路氷雪の灯(ひ)祭り」が25日、木曽郡大桑村の須原、長野、野尻の3会場で始まった。7回目の今回は、2月15日までの週末を中心に塩尻市贄川から岐阜県中津川市までの16カ所でキャンドルがともり、宿場の面影を残す旧中山道沿いの街などを温かな光で包む。 木曽谷のまちづくり団体などが実行委員会をつくって開催。同村の須原宿では午後5時半ごろ、本町親睦会の住民らが道路沿いに並べた約200個のアイスキャンドルに火をつけた。丸太をくりぬいて水をためた「水舟」の周りにはキャンドルのほかにアイスプレートも飾り、住民らが写真を撮りながら幻想的な雰囲気を楽しんだ。 今年は一帯に雪が少ないが「いい雰囲気になった」と同親睦会の原信一会長(69)。「これから木曽全体がにぎわうといい」と期待していた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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