組曲「無言館」の練習開始　上田市で合唱団発足

　上田市古安曽（こあそ）の戦没画学生慰霊美術館「無言館」を題材にした合唱組曲「無言館」を歌う合唱団が２５日発足し、同市材木町の市中央公民館で発会式があった。１０年ほど前に県外の音楽家が作った組曲を「無言館の地元、上田で歌おう」と市内の合唱団関係者らで実行委員会を組織。市内外から７０人ほどが集まり、早速練習を始めた。 　実行委事務局長の深町一郎さん（６３）＝上田市上田＝は「上田以外からの参加者もいて、無言館を大切に思っている人がたくさんいると実感した。心を一つにして素晴らしい演奏にしたい」とあいさつ。本番で指揮をする中村由美子さん（５３）＝上田市中央２＝とピアノ伴奏者の宮入有子さん（５３）＝坂城町坂城＝を紹介した後、参加者は中村さんの指導で組曲を練習した。 　合唱団は６月２２日、同市上丸子の丸子文化会館で組曲を披露する。土、日曜と金曜夜を中心に月２回ほど練習する予定で、３月末ごろまで団員を募集している。問い合わせは深町さん（電話０２６８・２３・３７５９）へ。（長野県、信濃毎日新聞社）