J2松本山雅FCは8日、鹿児島市でキャンプインした。今季は静岡県御殿場市と静岡市を拠点に2度の集中強化を行っており、最終の3次キャンプとなる今回が総仕上げ。21日までの14日間でチームの完成度を高め、3月2日の開幕に向かう。 初日の練習会場となった鹿児島ふれあいスポーツランドは、北風が冷たいものの早朝までの雨は上がり、練習中には青空も広がった。この日は全国的に大雪に見舞われたこともあり、青々とした天然芝の上で練習できることに反町監督は「非常に良い環境で文句の言いようがない」と話し、初日から精力的に動いた。 練習生1人を含む32選手が参加。2次キャンプ地の静岡市から前日現地入りしたチームは、午前9時すぎからミーティングと約2時間の練習をした。1次キャンプは体力強化、2次キャンプは守備面の戦術練習に重点を置き、3次キャンプから攻撃面での戦術練習に着手。この日の練習の最後には3人のフリーマンを置いた11人対11人のゲーム形式を計40分間行い、バイタルエリアとサイドを破る形を繰り返した。 右膝を痛めて2次キャンプの後半は別メニュー調整した岩沼が全体練習に復帰し「どんどんコンディションを上げて連係を深めたい」。9日のJ2京都を皮切りに4度の練習試合が組まれている。反町監督は「少しずつやることを増やし、一歩一歩着実に進んでいきたい」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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