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日本の人工衛星、歴史学ぼう 伊那市創造館で「博覧会」始まる

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 伊那市創造館で8日、「日本人工衛星博覧会」が始まった。28日に迫った信州製超小型人工衛星「ShindaiSat(シンダイサット)」(愛称・ぎんれい)の打ち上げを記念し、プロジェクトを進める信州大からぎんれいの実物大模型を借りて展示。ぎんれい搭載のLED(発光ダイオード)を使って行われる「可視光通信実験」の仕組みを、音声情報を光に乗せて送る特殊な電灯で体感できる。  伊那市には宇宙航空研究開発機構(JAXA)の入笠山光学観測所があり、創造館は宇宙関係の企画に力を入れている。今回は、1970(昭和45)年に打ち上げられた国内初の「おおすみ」、オーロラを観測している「あけぼの」、クジラ生態観察用の「観太くん」など、日本の宇宙開発の歴史を築いた人工衛星10基を模型などで紹介している。  ぎんれいはJAXAのH2Aロケットに搭載され、種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げられる。創造館も、ぎんれいと情報の送受信を試みる催しを検討中という。捧(ささげ)剛太館長(55)は「人工衛星が日常生活を支えていることや宇宙のスケール感をあらためて認識してもらえればうれしい」と話していた。  3月30日までの午前10時~午後5時。火曜と祝日の翌日休館。高校生以上200円、小中学生100円。(長野県、信濃毎日新聞社)


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