今季からサッカーJ3リーグ(J3)に参戦するAC長野パルセイロを応援する佐久市民のグループ「パルサポ千曲川佐久支部」は11日、サポーターらの交流集会を同市中込商店街の「ほんわ館」で開いた。今季のAC長野ホーム18試合のうち11試合が佐久市で開かれるため、チームや地域を盛り上げようと初めて企画した。同市や長野市などから約40人が集まり、試合会場で佐久市の名物を販売するといった意見を出し合った。 「パルセイロで地元商店街を盛り上げよう」などのテーマに沿って、支部が事前に考えた提案を発表。支部代表で佐久市の会社員山浦公義さん(33)は「(佐久市の)試合会場に近い中込商店街と協力し、AC長野のチームカラーのオレンジ色を生かした商品を開発したい」と提案した。同市にはコイ料理やみそカツ丼などの名物があり、試合会場で提供すればサッカーを知らない人も訪れるきっかけになるという意見もあった。 AC長野は、本拠地の南長野運動公園総合球技場(長野市)の改修工事に伴い、昨年8月から佐久市でホーム試合を開催。これをきっかけに試合を見始めたという佐久市の会社員高橋和洋さん(34)は「これまで佐久市のサポーターと交流する機会は少なかったので、知り合いが増えそう」と喜んだ。山浦さんは「交流集会で生まれたサポーターの輪を今後より広げて、具体的な活動につなげたい」と意気込んでいた。 交流集会にはAC長野運営会社の丹羽洋介社長や土橋宏由樹アンバサダーも出席。丹羽社長は「佐久市でも盛り上がりを感じる。より佐久で応援していただけるようにしたい」と話した。(長野県、信濃毎日新聞社)
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