サッカーJ3リーグ(J3)のAC長野パルセイロに、匿名で100万円の寄付があった。同封の紙には人気サッカー漫画の主人公にちなんで「長野パルセイロを愛する大空翼より」と書かれていた。AC長野の運営会社の丹羽洋介社長は「感謝の気持ちでいっぱい」と喜んでいる。 7日に丹羽さんが配達業者から受け取り、中身を確認すると、100万円が入っていたという。 用紙に記されたメッセージは「私は、AC長野パルセイロを応援するファンの一人です」で始まり、3月9日のJ3開幕を心待ちにしていることや、J2(Jリーグ2部)昇格へ向けて一緒に歩む気持ちなどがつづられている。 その上で、「長野を離れている状況では、何かを仕掛けることもできません」と説明。「私が用意できたお金を、勝手ですが、クラブ側に託したい」としている。 100万円はチームの強化費に充てる予定。丹羽さんは「封筒から取り出した100万円は温かく感じた。恩返しのためにも、今季J3を優勝し、J2に昇格したい」と話している。(長野県、信濃毎日新聞社)
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