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松川町が保育園開園を延期 大雪も遅れに拍車

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 下伊那郡松川町は21日、同町元大島で新築中の町名子中央保育園の開園が当初予定の4月から5月上旬にずれ込むことを明らかにした。消費税増税を前にした工事の増加で資材や人材の確保に影響が出たのが主な理由で、今月の大雪も工事の遅れに拍車を掛けた。さらに、園舎の屋根に設置する太陽光発電設備の入札が不落となり、町は大幅な計画変更を迫られている。  名子中央保育園は、中央、北名子の両保育園を統合して新設する。町こども課によると、木造平屋の園舎約1940平方メートルとプール、園庭などを設ける。昨年8月~今年3月24日を工期としていた。工事を担当する共同企業体から今月17日、4月末までの工期延長を求める申請書が提出された。企業体側からは、駆け込み需要の影響が昨年10月から大きく表れ、鉄筋工や型枠工、大工などが不足したとの説明を受けたという。  これを受けて町は、名子中央保育園の開園の延期を決めた。入園予定者50人の入園式は予定通り4月3日に開くが、会場は町民体育館に変更。中央、北名子両保育園の在園児(未満児を含む)計86人を合わせた計136人は5月上旬まで両保育園で受け入れる。町は3月7、8日の保護者会で経緯を説明する。  また、今月12日に町役場で開いた太陽光発電設備の入札には、名子中央保育園と同じ共同企業体が参加したが、町の予定価格を上回り不落となった。町は工事の効率を考え、この企業体と随意契約を結んでいた。  21日、町議会全員協議会で、町から名子中央保育園の開園延期などの説明を受けた議員からは、見通しの甘さを批判する声が出た。深津徹町長は「子どもたちや保護者のみなさまに申し訳ない」と陳謝した。(長野県、信濃毎日新聞社)


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