県南部中心に雨　融雪に注意呼び掛け

　低気圧が東に進み、南から湿った温かい空気が入り込んだ影響で、県内は２７日明け方から南部を中心に広い範囲で雨となった。長野地方気象台は、２８日朝にかけて中南部を中心に融雪による雪崩や河川の増水、土砂崩落などに注意するよう呼び掛けた。 　同気象台よると、２７日の降り始めから同日正午までの降水量は、阿智村浪合１１・０ミリ、阿南８・５ミリ、大桑村須原５・５ミリ、飯島、南木曽５・０ミリ、飯田０・５ミリなど。長野、松本、諏訪などでも降雨を確認した。正午の気温は長野１０・６度、松本７・７度、諏訪４・６度、飯田３・９度、軽井沢４・８度。 　２８日にかけて県内を気圧の谷が通過し、中南部は同日未明、北部は同日明け方まで雪か雨になる見通し。その後は北からの高気圧に覆われ、曇り時々晴れの予報となっている。（長野県、信濃毎日新聞社）