松本市を中心に活動するNPO法人「総合体操クラブWing(ウイング)」は2日、新体操の演技発表会を市総合体育館で開いた。色鮮やかなレオタードに身を包んだ幼児から高校3年生までの約450人が、ボールやリボンを手に集団や個人でしなやかに手足を躍動させた。 小学6年の33人は、皆でY字バランスやブリッジを交えた演技を披露。新体操女子団体競技日本代表チームの練習生に選ばれた松本市旭町中3年の横山美希さん(15)や、第16回全日本新体操チャイルド選手権3、4年生の部で優勝した同市鎌田小4年の得能澪(とくのうみお)さん(10)も、磨いた技で会場を魅了した。 ともに松商学園高3年で昨年度のインターハイに出場した原麻莉亜さん(17)、宮下麻衣さん(18)はこの日で引退。そろいの青い衣装で息の合った演技を披露し、花束を受け取った。原さんは「最後に心を込めて踊ることができ、新体操を続けてきて本当に良かった」、宮下さんは「3年間一緒に頑張ってきた麻莉亜ちゃんやお世話になった全員に感謝の気持ちが伝わるように踊った」と話した。 ウイングは1980(昭和55)年に発足し、全国レベルの選手も含めて現在452人が在籍。発表会は毎年開き、33回目。(長野県、信濃毎日新聞社)
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