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手作りおやつ被災地に送る 上田の母親たちが支援活動

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 上田市内の母親たちが、自分たちでごませんべいを揚げ、東日本大震災の被災地の子どもらに送り続けている。「子育て中で現地へ行けないけれど、できる限りの支援をしたい」。同市築地の主婦沓掛朗美(くつかけあきみ)さん(44)が母親仲間5人と「3・11おやつプロジェクト信州」を結成。2月から月1回送り、電話やメールで交流している。  沓掛さんは、菓子の販売が少ないと悲しむ被災地の子どもや、震災のことが忘れ去られるのではないか―と不安に思う被災者たちの新聞記事を読み、「自分たちは忘れていない、と伝えるにはどうすればいいか」と、子育てサークルの仲間に相談。1年中材料が手に入り、保存が利くごませんべいを作って送ることにした。  生地に使う小麦粉は長野市内の製粉会社が100%長野県産の地粉を無償で提供。2月下旬、上田市中野の塩田公民館で白ごま、黒ごま、ピーナツ粉をそれぞれまぶした3種類のせんべいを計約100枚作り、岩手県大槌町の吉里吉里(きりきり)保育園に送った。3月からは宮城県石巻市の仮設住宅にも発送。被災者からは「香ばしくておいしい」「優しい心が届きました」といったメールが届く。  今月17日午前10時からは、映像作家の鎌仲ひとみさんが手掛けたドキュメンタリー映画「内部被ばくを生き抜く」を塩田公民館で上映する。参加費500円。ごませんべいも販売し、収益を被災地に義援金として送る計画だ。問い合わせは沓掛さん(電話090・9829・2053)へ。(長野県、信濃毎日新聞社)


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