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小澤さんの指揮に迫力の音 SKF出演の音楽塾、横須賀で通し稽古

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 松本市で毎夏開かれるサイトウ・キネン・フェスティバル(SKF)松本に出演する小澤征爾音楽塾によるオペラ「フィガロの結婚」の通し稽古が14日、神奈川県横須賀市のよこすか芸術劇場であり、関係者に公開された。SKF松本の小澤総監督(78)が元気に指揮する姿を見せた。  演目はモーツァルトの歌劇で、オーケストラと歌手がともに客席から見える位置で演じ、表現を凝縮する形式「オペラ・ドラマティコ」で上演する。  小澤さんは米メトロポリタン歌劇場の指揮者テッド・テイラーさんと交代で指揮。滑らかに、時に緊張感をみなぎらせて手を動かし、楽団から迫力ある音を引き出した。  音楽塾は若手音楽家の育成を目的に2000年に発足。SKF松本で若手演奏家たちは、県内の小学6年生を対象にした「子どものための音楽会」などを担当している。SKFに参加したことがあるバイオリン奏者の真柴ゆり杏(あ)さん(24)は終演後、「小澤さんは音楽の流れが体から出ていて自然に伝わってくる。エネルギーがすごい」と話していた。  16日によこすか芸術劇場、19日に愛知県芸術劇場、22日に滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール、26日に東京文化会館で上演する。(長野県、信濃毎日新聞社)


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