松本市とコンビニエンスストアのローソン(本社・東京)が連携して14日、同市のローソン松本石芝店で「まちかど健康相談」を初めて開いた。買い物客を対象に、保健師と健康運動指導士が最大7人で血圧や体脂肪を測ったり、相談に乗ったりした。 昨年11月に市とローソンが締結した健康づくりに関する協定に基づく取り組み。市は気軽に立ち寄ってもらえる環境をつくり、がん検診などの受診率向上につなげたい考えで、店舗を「マチの健康ステーション」と銘打つ同社と連携することにした。 この日は、多くの市民が相談に列をつくった。訪れた同市神林の大川富子さん(81)は「どこも悪くなかった。17年間スポーツクラブに通って泳いだり運動したりしている。おしゃれや友達とのおしゃべりも健康の秘訣(ひけつ)」。同市南原の主婦(37)は「働いていた時は健康診断を受ける機会があったけれど、専業主婦になると毎年受ける機会がない。数値はおおむね良好で良かった」と話していた。 ローソンは6~7月ごろにも松本市内10店舗ほどで「まちかど健康相談」を実施したいとしている。(長野県、信濃毎日新聞社)
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