春のダイヤ改正に合わせ15日午前、長野新幹線区間で営業運転を始めた新型車両E7系は同日夜、初日の上下7往復の運転を終えた。JR東日本長野支社(長野市)によると最高級座席グランクラス(18席)やグリーン車を中心に16日までは満席や満席に近い便があるが、17日以降は普通車指定席を含め若干余裕があるという。 JR東日本の冨田哲郎社長は15日のE7系上り1番列車の出発後、長野駅で報道陣の取材に応じ、「1年後には金沢に延伸する。延伸を機に長野と北陸や近隣地域が結び付きを強めて、地域の発展や観光振興につながることを祈っている」と述べた。 2月14、15日の記録的豪雪の影響で中央東線や小海線などで列車の運休、遅れが相次いだことに関し「地元の皆さまに大きなご迷惑をおかけした」とあらためて陳謝。「(延伸後の)新幹線は当然、在来線も含めて今後は機材の配備や要員の配置を万全にする。運行の安全と安定した輸送を提供する」と述べた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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