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2月から姿見えぬコウノトリ、上田から千葉に移動

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 昨年秋に上田市に飛来してとどまり、今年2月中旬ごろに姿が見えなくなった国特別天然記念物コウノトリが、千葉県内で最近目撃されたことが分かった。日本野鳥の会長野支部の前支部長小柳守男さん(76)=上田市上田=は、「雪などのため、上田の川や池で餌を食べられなくなって移動したのではないか」と話している。  コウノトリは雌で、兵庫県豊岡市の県立コウノトリの郷(さと)公園が放鳥した雄と中国大陸から飛来した雌の間に2011年、同市で生まれた。昨年10月上旬に上田市で確認され、塩田地域の池や同市小泉の浦野川などを行き来する様子が毎日のように目撃された。上田市森林整備課によると、2月12日に上田橋から100メートルほど上流の千曲川左岸近くで確認されたのを最後に、目撃情報がなくなった。  千葉県で目撃したのは、成田空港に近い同県多古町(たこまち)の飯田耕一さん(65)。3月6日に自宅近くの水田で見つけ、義弟の加藤清一さん(66)が駆け付けて撮影した。足輪で上田市にいたコウノトリと確認された。  飯田さんは「逃げないかと心配だったが、近くを車が通っても動じず、何かを食べていた」と振り返る。その後は見かけないという。(長野県、信濃毎日新聞社)


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