飯田市は19日、飯田下伊那産の農産物や加工品を積極的に使う飲食店などを「域産域消の食育店」として認定する制度で新たに4店を認定した。地産地消を促し、地元食品の消費拡大につなげる狙い。2010年度の制度開始から、認定したのは計17店舗となった。 新たな4店はいずれも市内の飲食店「創作料理灯(あかり)」(名古熊)、「食遊酒房(しょくゆうしゅぼう)善(ぜん)」(吾妻町)、「トラットリアベッラソニア」(鼎(かなえ)下山)、「ロカンディーナミヤザワ」(上郷別府)。市役所での認定証交付式で、牧野光朗市長が認定証を手渡した。 「善」店主の宮下善紀(よしき)さん(44)は地元産の豚肉「千代幻豚」や野菜を使っており、「よりいっそう地元の旬の食材を使っていきたい」と話していた。 登録条件は、南信州の食材を主とした料理・商品を通年で提供し、店内などで分かりやすく表示する―など7項目。認定店は市の食育イベントなどに協力し、市側は広報やパンフレットなどで認定店をPRする。(長野県、信濃毎日新聞社)
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