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電波望遠鏡製作、天文学会で成果発表へ 駒ケ根工業高校2年生6人

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 駒ケ根工業高校(駒ケ根市)の電波望遠鏡製作に関わった情報技術科の2年生6人が、21、22日に国際基督教大(東京)で開かれる日本天文学会春季年会のジュニアセッションで、太陽からの電波を受信するシステムや受信データなどについて発表する。同校生徒がジュニアセッションに参加するのは初めて。昨年12月に電波望遠鏡が完成して以降、電波の強度などの測定を続けており、発表を励みにしたいと入念に準備している。  電波望遠鏡は同校の創立50周年記念事業として、情報技術、機械、電気全3科の3年生が中心になって作った。中庭に高さ約2メートルの支柱を立て、直径1・8メートルのパラボラアンテナを設置。脇の制御箱に電波の強度を観測する「検波基板」や駆動制御装置があり、自動でアンテナの角度や向きを変えて太陽を追跡する。  発表する6人は製作に協力し、希望して3年生の研究を引き継いだ。天文学や科学技術への理解を深める目的もあり、セッション参加を申請した。同学会によると、今回は全国の中高生を中心に82団体が天文分野の調査研究の成果を報告する。  発表時間は1団体6分。19日に発表資料作りやデータ集めをした浦野稜也(りょうや)君(17)は「研究者や同世代の前で発表できる貴重な機会。先輩から受け継いだ研究を精いっぱい紹介したい」と話していた。  生徒たちは来年度、科学技術研究同好会として、より精度の高いシステムへの改良や新たな電波望遠鏡の製作などを予定している。(長野県、信濃毎日新聞社)


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