任期満了に伴う上田市長選と市議選(定数30)は23日、告示され、市長選は、届け出順に、前共産党市議の新人金井忠一氏(63)=国分=と、2期目の現職母袋創一氏(61)=下塩尻=の無所属2氏による一騎打ちになった。市議選は定数を7上回る37人が立候補を届け出て選挙戦に入った。投開票はともに30日。 金井氏は同市国分の信濃国分寺境内で第一声。「市長が代われば市政が変わる。16万市民と一緒に希望ある上田市にするために頑張る」と決意を述べた。市職員を適正に配置して活用し、上田地域広域連合が計画する統合ごみ処理施設建設を進めるため地元合意を急ぐと主張している。 母袋氏は同市中央東の事務所前で第一声を上げた。「市民が健康で生きがいを感じられる上田市をつくる。他市町村と連携して活力ある地域を目指す」と強調。職員削減などの行財政改革、10月に同市天神に開館する市交流・文化施設の建設などを実績とし、市政の継続を訴えている。 今回から定数が1減となった市議選の立候補者内訳は、現職22人、新人15人。党派別では民主1人、公明4人、共産4人、社民1人でほかは無所属。女性は現職の2人。 22日現在の有権者数は12万8942人(男6万2450人、女6万6492人)。(長野県、信濃毎日新聞社)
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