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校庭樹上に秘密基地 松本・源池小、ツリーハウスに挑戦

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 松本市源池(げんち)小学校5年1組の30人が、校庭に立つケヤキの樹上にツリーハウスを造っている。児童の発案で、地域住民から造り方を学んで今月に本格着工した。安全面にも配慮しつつ、学校公認の「秘密基地」を本年度中に完成させようと作業に熱を入れている。  13日、児童は2人ずつ交代で木に登り、高さ3メートル余りの位置に並べたスギの丸太をひもで縛って足場を組んだ。作業中はヘルメットをかぶり、命綱も付ける。「たかぁーい!」「山が見える」と歓声を上げた。  昨春、クラスの男子数人が校内の木に遊びでツリーハウスを造ったのがきっかけ。段ボールや木の板が材料だったが、松本市で最大震度5強を記録した昨年6月の地震を受けても壊れなかった。他の児童も興味を持ち、同市寿地区の森林保護に取り組む住民ボランティア「寿さと山くらぶ」の事務局長鈴木喜一郎さん(58)を講師に招いた。  総合学習の授業で鈴木さんからひもの結び方などを学び、今月1日に市内の里山で材料を集めて12日にハウスを組み始めた。昨春ハウスを造った川端啓太君(11)は「木の上は怖いけど面白い。最初のものより安全で丈夫にしたい」、寺島麻綾さん(11)は「完成したら他のクラスの友達にも来て楽しんでもらいたい」と話した。今後はヤマブドウなどのつるで壁を仕上げ、上屋の形を検討する。  鈴木さんは「木との触れ合いが子どもたちにいい思い出になれば、うれしい」と話している。(長野県、信濃毎日新聞社)


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