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県内私立4高で免許外授業

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 県は28日、佐久長聖(佐久市)、松商学園(松本市)、創造学園(同)、飯田女子(飯田市)の県内私立4高校で教職員に免許外の教科を教えさせる教育職員免許法違反が認められたとして、経営する各学校法人の本年度の補助金を31万7千円~4万3千円減額し、佐久長聖については2010年度にさかのぼって補助金計約45万円を返還請求すると発表した。  調査は昨年8月、松本市の学校法人「才教学園」で教育職員免許法違反事件が発覚したのを契機に実施した。県情報公開・私学課によると、調査は当初、本年度の授業について行い、佐久長聖で地理・歴史の免許しかない教員1人に現代社会の授業を昨年4~8月に計27時間行わせていたことが判明。同様に、松商学園で1人が昨年5~9月に24時間、創造学園で2人が昨年4~7月に161時間、飯田女子で1人が昨年4~7月に92時間の違反が分かった。  さらに、過年度について調査した結果、佐久長聖では12年度に68時間、10年度に212時間の違反が分かった。  情報公開・私学課は「いずれも意図的なものではない」と説明。免許がなくても許可があれば教えることができる「免許外教科担任許可」を取っていなかったり、授業を編成する担当教員や管理者の確認が不足していたりしたという。  本年度の補助金の減額は、佐久長聖が6万6千円、松商学園が4万3千円、創造学園が31万7千円、飯田女子が21万1千円。  県内の他の私立小中学校にも同様の調査を実施したが、違反は認められなかった。  才教学園の違反事件をめぐり、県は08~12年度に支出した補助金計4億9564万円余のうち、7100万円の返還を命じたほか、制裁金などの加算金1500万円余りの支払いを求め、いずれも同学園は完納している。(長野県、信濃毎日新聞社)


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