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ブラックバス「みそ天丼」の販売を中止

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 中央道下り線諏訪湖サービスエリア(SA)で軽食コーナーなどを運営するホテル紅や(諏訪市)は29日、諏訪市内で記者会見し、同SAで今月16日から販売していたブラックバスを使った「みそ天丼」について、「原材料がはっきりしない」として販売を中止したことを明らかにした。  みそ天丼のブラックバスは「諏訪湖産」として販売していたが、紅やは28日、バスを購入した諏訪市の川魚店「諏訪湖物産」から「山梨県などから仕入れていた」と報告を受けたとして急きょ、店頭から「諏訪湖産」の表示を撤去した。  ところが、29日になって諏訪湖物産が「諏訪湖で個人が釣った魚を無料でもらって売った」と説明を変更。会見に同席した同社の岩崎武利社長(64)は、諏訪湖の漁業権を持つ諏訪湖漁協が外来魚のブラックバスを焼却処分し、流通させていないことから「漁協に(分かると)まずいと思い、うそをついてしまった」などと釈明した。同日夜には諏訪市内の無職男性(51)が会見し「諏訪湖物産から頼まれ、諏訪湖でバスが釣れた時には持っていった」と話した。  紅やサービスエリア事業部の柘植達也次長によると、ブラックバスは2月25日から3月27日にかけ、諏訪湖物産から1キロ600円で計21キロを仕入れた。同次長は「今後は、食材の表示に気を付けていきたい」と話した。  諏訪湖漁協の藤森貫治組合長は取材に「ブラックバスはワカサギなどを食べる外来魚で、商品として流通させていない。地元の川魚店が一般の釣り人からただで魚を仕入れ、商売することは常識では考えられない」としている。(長野県、信濃毎日新聞社)


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