Quantcast
Channel: 信濃毎日新聞
Viewing all articles
Browse latest Browse all 7401

野尻湖発掘、作業終了で報告会 化石など750点の新資料に喜び

$
0
0

 上水内郡信濃町の野尻湖畔にある立が鼻遺跡で行われていた第20次野尻湖発掘は30日、作業日程を終え、発掘現場近くの町公民館野尻湖支館で成果報告会を開いた。今回は、ナウマンゾウの肋骨(ろっこつ)やヤベオオツノジカの角など計750点の化石などが出土し、集まった約70人の発掘参加者や地元住民らが成果を喜んだ。  調査団長の赤羽貞幸・信州大副学長が、一帯が「野尻湖人」のキルサイト(狩猟解体場)だったことを示すかどうか検討する資料として、石器の可能性がある石や、新鮮なうちに何らかの力によって割れたナウマンゾウの骨などの出土品を紹介。「今回の発掘場所を広げて調査すれば、さらにいろいろなものが出てくる確信を得た」と話した。  発掘には県内外から約200人の考古学ファンらが参加した。地元の信濃小中学校6年生の北村真理愛(まりあ)さん(12)は「貝の化石がきれいに出てきてうれしかった。次も参加し、ナウマンゾウの骨をたくさん見つけたい」と話していた。  発掘は、31日午前中に後片付けをして終了する。(長野県、信濃毎日新聞社)


Viewing all articles
Browse latest Browse all 7401

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>