千曲市のあんずまつり実行委員会は4日、森・倉科地区のアンズの開花を宣言した。昨年より3日遅く、ほぼ平年並み。曇り空で時々雨が降ったこの日は客足が少なかったが、実行委は見頃を迎える12日ごろに向け、多くの観光客が来ることを期待している。 実行委事務局の市観光協会によると、開花を判定する標準木は「平地」「中間地」「山際」と標高の異なる3カ所にある。平地と中間地で開花が確認された。あんずの里観光会館近くの中間地では、雨にぬれたピンク色の花が咲いていた。 同協会は「咲き始めの濃いピンク色が、散るまでに少しずつ薄くなっていくのがアンズの魅力。ぜひ多くの人に足を運んでほしい」と呼び掛けていた。 一帯では、アンズを使った加工品などの販売、ミニコンサート、アンズの木のライトアップなどがあるあんずまつりが18日まで開かれている。(長野県、信濃毎日新聞社)
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