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佐久市の旧中込学校、耐震工事で休館 台風被害の外壁も修繕 

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 佐久市にある国の重要文化財「旧中込学校」で耐震補強と修繕工事が進められている。来年6月ごろまで、敷地内の資料館と併せて工事期間中は休館する予定。地元住民でつくる「旧中込学校保存会」の定期総会が5日に市内で開き、市教育委員会文化財課が工事について説明した。  同課によると、旧中込学校は2009年の耐震診断で、大規模な地震で倒壊の危険があるとされた。壁を剥がして耐震壁を入れるなど補強することにした。工事は3月下旬に着手しており、今月末ごろには屋外に足場を設け、本格化する。  市教委文化財課の三石宗一課長(56)は総会で「(屋根から出ている)太鼓楼を補強し、昨年の台風18号で剥がれた外壁も修繕する」と説明。工事で新たに補強が必要な箇所が分かる可能性もあるとして「工期が延びることもありえるが、開校記念日の来年9月27日は補強や修繕が終わって祝えるはず」と見通した。  保存会メンバーからは「工事で協力できることはないか」との声が出ていた。  市は本年度予算に関連予算3550万円を盛った。旧中込学校は1875(明治8)年の建築。1919(大正8)年に新校舎が建てられた後、旧中込町(現佐久市)の役場などに使われた。国内最古級の擬洋風建築物などとして69(昭和44)年に重文に指定された。(長野県、信濃毎日新聞社)


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