ミズバショウの大群落で知られる長野市鬼無里の奥裾花自然園が、今年は花の時季に開園しないことが7日、決まった。自然園に通じる林道大川線で起きた土砂崩落の復旧の見通しが立たないためで、市が同日発表した。例年、4月下旬~10月末に開園するが、今季はいつ開園できるかも見通しが立っていない。今年は今月26日に開園の予定だった。
崩落現場は自然園入り口から南に約10キロの場所で、道路脇の斜面が幅約20メートル、高さ約60メートルにわたって崩れた。市観光振興課によると、融雪に伴う土砂崩落の危険性もあり、花の時季に開園するのは不可能と判断した。
自然園では例年4月下旬から6月上旬にかけてミズバショウが咲き、約1万5千人が観賞に訪れる。(長野県、信濃毎日新聞社)
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ミズバショウ、見られない 長野市鬼無里の奥裾花自然園
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