県は14日、県内全域に今季初めてのノロウイルス食中毒注意報を出した。ノロウイルスが原因となる食中毒は今季発生していないが、ノロウイルスが原因の一つとなる感染性胃腸炎患者の届け出数が、県内で増加傾向のため。昨年より1カ月早く、11月中の発令は2007年以来5年ぶり。 食中毒を防ぐため、せっけんで手洗いすること、カキなどの加熱調理で十分に火を通すこと、患者の嘔吐(おうと)物などの片付けにはマスクや使い捨て手袋を着用し、汚れた場所は塩素系薬剤で消毒することなどを呼び掛けている。 県食品・生活衛生課によると、ノロウイルスによる給食や飲食店での食中毒は例年11月から翌年3月にかけて多発。昨シーズンは県内で6件発生したが、今季はまだ確認されていない。(長野県、信濃毎日新聞社)
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