信州の夏、楽しみに　帰省客ら入り込み本格化

　お盆を県内で過ごす帰省客や観光客の入り込みが１１日、本格化した。松本市の松本駅や長野市のＪＲ長野駅の改札口は、お土産の袋や大きな荷物を持った人、出迎えの人でにぎわった。 　松本駅に着いた岐阜市の大学２年小松沙霧さん（１９）は、松本市内の実家へ帰省するという。１週間の滞在予定で「久しぶりに帰るのでゆっくりしたい。地元の友達と会うのが楽しみ」と話していた。 　長野市の実家に家族３人で帰省するさいたま市の遠山佐和子さん（３４）は、長野駅で長野新幹線を降りて「子どもたちも楽しみにしている」と笑顔。長女はなちゃん（８）は「プールに行きたい」とはしゃいでいた。 　長野新幹線下りの指定席は、同日午前から午後４時まで満席。午前８時台に東京駅を出た列車の自由席は乗車率１２０％に達した。中央東線の特急あずさ、スーパーあずさ、中央西線の特急しなのの下りも、午前中は指定席がほぼ満席だった。 　県警交通管制センターによると、県内の高速道路は、同日昼すぎに中央道上り線の岡谷ジャンクションを先頭に１３キロ渋滞するなどした。（長野県、信濃毎日新聞社）