志賀高原に学生カフェ　立教大ゼミ生が期間限定営業

　山ノ内町志賀高原の発哺（ほっぽ）温泉にあるホテル東館のロビーで１１日、文教大国際学部（神奈川県茅ケ崎市）の学生が「高原カフェｇｒａｓｓ（グラス）」を初めて開店した。行楽客から志賀高原の自然を撮った写真を毎日募集し、紹介文と共に展示。「パンフレットにない魅力を発信したい」とする。１９日まで営業する。 　学生は国際観光学科の那須一貴准教授のゼミで学ぶ１５人。写真は行楽客が携帯電話などで投稿し、撮影者にはワッフルを１００円引きで提供する。初日は山野草などの写真が寄せられ、撮影場所を志賀高原の地図で示したり、「すごくきれいでした!!」といった撮影者のコメントを添えたりして展示した。 　同町渋温泉では立教大観光学部（埼玉県新座市）の学生も２６日までカフェを営業中。双方の学生は教官を通じて交流があるといい、文教大のカフェでプロジェクトマネジャーを務める３年の中山菜津子さん（２１）は「互いに連携して人の流れを生み出し、町を活性化したい」と話していた。（長野県、信濃毎日新聞社）