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「3・11後の生き方」考える 須坂で信州岩波講座始まる

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 第14回信州岩波講座は11日、須坂市メセナホールで始まった。今回は「新しいはじまり―3・11後をどう生きる」が基本テーマで、3講座が開かれる。初日の講座1は「新しいライフスタイル」を主題に、法政大教授の田中優子さんと、映像作家の鎌仲ひとみさんが講演、対談し、約400人余が聴講した。  田中さんは「グローバリゼーションの中でどう生きるか」と題し講演。江戸時代の日本はグローバリゼーション(地球規模の経済活動)の中にありながら、国内産業を育て自立的な経済を確立したと指摘。「どこかの国のまねではなく、足元を見直すことが3・11後からの再出発の近道になる」とした。  鎌仲さんは「自分自身が『解決』となるために」と題し、原発などをテーマにした自身の作品を紹介。大便から発生したガスを公共バスの燃料にするスウェーデンの取り組みなどを紹介し、「発想を転換し、思い込みから自由になることが必要」と述べた。  対談では、今後の脱原発や自然エネルギーの可能性などがテーマになった。  講座は須坂市、岩波書店、信濃毎日新聞社、NPO法人ふおらむ集団999などでつくる実行委が主催。26日の講座2では作家の池沢夏樹さんが講演する。(長野県、信濃毎日新聞社)


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