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阿南町で「和合の念仏踊り」始まる Iターン者も支え

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 下伊那郡阿南町和合に約300年前から伝わる「和合の念仏踊り」(国選択無形民俗文化財)が13日夜に始まった。ことしの踊りを担うのは都市部などから移り住んだIターン者6人を含む約20人。山あいに太鼓や笛の音を響かせ、舞い踊りながら先祖の霊を迎えて豊作を祈った。  この日は雨のため、屋外での踊りは取りやめ、林松寺の本堂で伝統の踊りを披露。「ヤートーセ、ヤートーセ」の掛け声に合わせて、笠(かさ)をかぶった「ヒッチキ」と呼ばれる2人一組の踊り手がささらや竹棒を手に舞った。片脚で飛び跳ねながら上半身をぶつけ合うと最高潮に。見物に集まった人たちも厳かな雰囲気に包まれた。  横浜市出身で、ことし3月に和合に移り住んだ兼業農家の須川英樹さん(41)はヒッチキを担当。「地域の人に受け入れてもらえたと強く実感できてうれしかった」。保存会副会長の松村幸七さん(65)は「踊り手不足が一番の課題。Iターンの人がやってくれるのはありがたい」と喜んでいた。念仏踊りは16日まで毎晩行われる。(長野県、信濃毎日新聞社)


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