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地元生産のみそ、菓子で味わって 醸造元が上田市内9店に提供

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 上田市産のみそを使ったケーキや和菓子を市内の9菓子店が1日、一斉に発売した。同市武石地域で大豆を生産している農業柿嶌(かきしま)洋一さん(32)と、柿嶌さんの大豆で仕込んだみそ「奏龍(なきりゅう)」を醸造している同市上丸子の大桂(だいけい)商店7代目店主小林大史(だいじ)さん(39)が「地元産のみそを菓子としても気軽に味わってほしい」と、各店オリジナルの商品の開発を依頼。来年3月31日まで期間限定で販売している。  奏龍みそは「つぶほまれ」という大粒の大豆を使い、同商店が2009年に発売した。ただ、菓子にするには塩分が多すぎ、少ない量では香りを十分楽しめないため、これまでは菓子に使われてこなかった。小林さんは今回、米こうじを増やし、塩を減らして甘みを強くした菓子に合う奏龍みそを特別に醸造。各菓子店に提供した。  同市上田原の洋菓子店マリアンは、みそにアーモンドスライス、ごまを混ぜ、ビスケットの上に載せて焼いた菓子「胡麻味噌(ごまみそ)のフロランタン」(税込み160円)を作った。パティシエの山浦英次郎さん(44)は「みその量を少しずつ調整し、多くの人に試食してもらって完成させた」という。初日から早速買い求める人がいた。  他の参加菓子店は、さわむら(上丸子)、ササザワベーカリー(同)、ルル(長瀬)、ストーリー(秋和)、haluta(中央2)、玉喜屋(中央3)、千野(同)、やまざきや(中央5)。  問い合わせは大桂商店(電話0268・42・2054)。(長野県、信濃毎日新聞社)


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