Quantcast
Channel: 信濃毎日新聞
Viewing all articles
Browse latest Browse all 7401

小雪舞う天竜川でざざ虫漁始まる 上伊那

$
0
0

 上伊那地方の冬の風物詩、天竜川のざざ虫漁が1日、解禁になった。上伊那郡箕輪町の伊那路橋下流では、小雪が舞う中、同町木下の小森一男さん(71)が自作の四つ手網を川底の石で固定。上流側の石をくわでひっくり返し、長靴の底に付けたかんじきで虫を落として網に入れた。夏の猛暑や温暖化の影響か、数は少なめだった。  ざざ虫はトビケラ、ヘビトンボなどの幼虫の総称で、体長1~5センチ程度。小森さんによると、川が浅く、「ざざ」と音を立てて水が流れる場所でよく捕れる。近年は護岸工事が進み、適した場所は少なくなってきたという。  「石を起こして、ころころ出てくるのが楽しい。後で食べる楽しみもある」と小森さん。例年、しょうゆなどで煮付けて近所にも届けるという。「(虫が)やせていて、まだ捕るには早いようだ。寒くなってくると身が引き締まっておいしい」と話していた。  網を仕掛けるざざ虫漁は、天竜川漁業協同組合(伊那市)が「虫踏許可証」(1万5千円)を組合員に発行している。漁期は来年2月末まで。(長野県、信濃毎日新聞社)


Viewing all articles
Browse latest Browse all 7401

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>