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天井板崩落、同型トンネル全国49本 県内6本が対象

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 9人が死亡した山梨県の中央自動車道のトンネル天井板崩落事故で、国土交通省は3日、事故の起きた笹子トンネル上り線と同様に「つり金具」で本体上部から天井板をつり下げる方式のトンネルが、全国の有料道路と国道に37カ所、計49本(笹子上り線を含む)あることを明らかにした。  国交省は同日、笹子上り線を除く48本を緊急点検するよう、トンネルを管理する高速道路5社(東日本、中日本、西日本、首都、阪神)と、東北、中部、四国の各地方整備局に指示。12日までの報告を求めた。  また外部の有識者らをメンバーとする調査・検討委員会を4日に設置し、事故原因の把握や再発防止策の検討を進めると発表した。  国交省によると、緊急点検の対象は、天井板とつり金具、固定金具、金具の固定部を覆うコンクリートなど。作業員が天井板に上がり、目視や触診などで破損や変形、腐食がないか確認し、ハンマーでの打音検査も求めている。  天井板つり下げ式で、緊急点検対象となった長野県内のトンネルは、中央道恵那山(下伊那郡阿智村―岐阜県中津川市)下り線を含め6本に上った。  他は、上信越道の五里ケ峯(埴科郡坂城町―千曲市)と太郎山(坂城町―上田市)の上り線、八風山(佐久市―群馬県下仁田町)下り線、長野道の立峠(東筑摩郡筑北村―松本市)下り線、国道19号の鳥居(塩尻市―木曽郡木祖村)。恵那山と鳥居はトンネル全線にわたって天井板が設置されているが、上信越道と長野道の計4本は、最長でも計52メートルの部分的な設置となっている。  点検は高速道の5本で3日始まり、鳥居は4、5日に行う。  県道路管理課によると、県内の県管理の国県道や市町村管理の市町村道には、天井板つり下げ式のトンネルはないとしている。(長野県、信濃毎日新聞社)


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