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盲導犬への理解深めて 歩行体験などでPR

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 日本盲導犬協会(本部・東京)などは3日、松本市の松本大と長野市の県庁で、盲導犬への理解を求めるPR活動をした。身体障害者補助犬法施行10周年を受けて実施した。  松本大では、福祉関係への就職を希望する学生16人を対象に、盲導犬を使った歩行体験などをした。学生が目隠しをし、同協会職員が「ゴー(行け)」などと盲導犬に指示を与えて歩いてみた。  同大3年生の田々井俊幸さん(21)は「犬に支えられている感じがし、あまり不自由さは感じなかった。多くの人が利用できるよう、自分たちも理解を深める必要がある」と話していた。  県庁では、同協会と県内の盲導犬利用者らでつくる県ハーネスの会の代表者らが阿部守一知事を表敬訪問。ハーネスの会の前野弘美会長(55)=松本市=は、補助犬への理解がまだ十分でなく、飲食店に入ろうとして断られる事例があると説明。「県内の保健所から飲食店に言ってもらえると効果がある」と要望した。知事は「徹底してもらえるよう取り組みたい」と応じた。  同協会職員によると、全国の盲導犬の実働頭数は約千頭で、県内は20頭余。訓練環境整備などが課題となっている。(長野県、信濃毎日新聞社)


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