9日午後2時半すぎ、県内の北信、東信、中信地方を中心に供給されている電力の電圧が2度にわたり瞬間的に低下した。中部電力長野支店(長野市)によると、上越火力発電所(新潟県上越市)と長野市豊野町の新北信変電所を結ぶ約60キロの送電線に何らかの異常があったとみられ、原因を調べている。 同支店によると、約1分間に2回、それぞれ0・05秒間、電圧が通常時の約3割まで低下した。 このトラブルで、スピードスケート短距離のワールドカップ(W杯)第4戦、長野大会開催中のエムウェーブ(長野市)で、男子500メートルの開始直前、リンクを照らしている水銀灯が消え、50分間競技を中断した。 同支店によると、一般家庭にはほとんど影響はなく、影響が出たのは大規模な電力供給先という。同支店には、工場などから十数件の問い合わせがあったという。(長野県、信濃毎日新聞社)
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