松本市の信大病院は28日、ドクターヘリの一般市民向け見学会を初めて開く。ヘリや病院屋上のヘリポート、院内にある運航管理室(CS室)の他、県営松本空港の基地に向けて離陸する様子も見学できる。 ドクターヘリは、人工呼吸器や除細動器といった医療機器を備え、救急医療専門の医師と看護師を乗せて救急現場に向かう。救命処置を早く始めることで、救命率の向上や後遺症の軽減が期待できる。信大病院が昨年10月に運航を始め、県内は県厚生連佐久総合病院(佐久市)のヘリとの2機態勢になっている。 同病院はこれまで、近隣の住民だけを対象にヘリ見学会を数回開催。「より認知度を高めて地域にドクターヘリの文化を築きたい」(岩下具美・信大医学部救急集中治療医学講座准教授)と今回、広く一般市民に向けた見学会を企画した。 午後3時半~5時。小学生以下は保護者が同伴する。参加無料。先着40人で14日まで受け付けている。申し込み、問い合わせは同病院総務課のドクターヘリ事務局(電話0263・37・2852)へ。(長野県、信濃毎日新聞社)
↧