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上田・城下小6年、授業で観光振興策検討 市に提案

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 上田市諏訪形の城下(しろした)小学校6年1組の児童代表8人が10日、市役所を訪れ、自分たちで考えた市の観光振興策を母袋創一市長ら幹部に提案した。同校6年生は本年度の総合的な学習の時間に市の観光統計を読み解き、「どうすればもっと観光客でにぎわうか」を研究。市に少しでも取り入れてもらおうという初めての試みで、具体案として「桜の料理コンテスト」を発表した。  コンテストを提案したのは片岡未空(みひろ)さん、飯島晴菜さん、宮下結菜(ゆいな)さんのグループ。毎年春に上田城跡公園で開かれる「上田城千本桜まつり」の年代別来場者数を見て、お年寄りが多く、子どもが少ないことに注目。「幅広い年齢層が楽しめるように」と、公園内にある桜の花びらなどを使った料理で競い合うイベントを考えた。  スイーツ(菓子)、おかず、ご飯・麺の3部門で味や見栄えを競い、審査員に著名な料理人を招く内容。3人は「市内の温泉の宿泊券や割引券を景品にすれば、温泉もにぎわう」と説明し、母袋市長は「食は観光客の大切な視点。参考にします」と応じた。  説明後、6年1、2組がグループでそれぞれ考えた18項目の企画書を、三沢優哉君が市長に手渡した。観光客が減る冬季に市街地で温かい料理を食べ歩くスタンプラリー、菅平高原でかまくらを作って食事を楽しむ催しなどを提案している。(長野県、信濃毎日新聞社)


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