JR小海線野辺山駅など南佐久郡南牧村の各地に11日、牧草ロールを二つ重ね、白いビニールを巻き付け「雪だるま」に見せた大きな人形20体が登場した。村商工会などでつくる村活性化委員会が、冬の観光客をもてなそうと並べた。観光名所や国道141号沿いなどで、愛らしい表情を見せている。 雪だるまは帽子代わりのバケツを含め高さ約3メートル。村内の酪農家の協力を得て準備した牧草ロールを運び、現地で重ねた後、白いビニールの上に黒テープなどを貼って、笑顔やウインクしている顔を表現した。 野辺山高原は12月に入り雪の日が多く、一帯は雪景色。この日は快晴で日差しも強かったが、同委員会は「どれほど晴れても解けない雪だるまを見に来てほしい」とPRしている。 同委員会は春以降、雪だるまの白いビニールを白黒模様に替え、「牛」に変身させる予定だ。(長野県、信濃毎日新聞社)
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