松本市内で15日午前8時半ごろから、西の方角に鮮やかな虹が現れた。太く色がくっきりとしており、2時間近く見られた。初冬の虹は、季語にもなっている「時雨(しぐれ)虹」とも呼ばれる。 同市南部からは、左半分が特に鮮やかに見えた。北アルプスの山並みをバックに、低い雲を突き抜けるようにして、徐々に右方向に移動していった。 同市内では朝方弱い雨が降った。長野地方気象台によると、雪よりも雨上がりの方が虹が出やすいという。同日朝の最低気温は2・1度で、平年より4・6度も高く、ここ数日の厳しい寒さが緩んだ。(長野県、信濃毎日新聞社)
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