15日午後5時40分ごろ、北安曇郡松川村西原の村温泉宿泊施設「すずむし荘」のレストランから出火、鉄筋コンクリート平屋の建物の天井裏を焼き、約2時間後に消えた。出火時は営業中で、館内には利用客、従業員ら約60人がいたが、逃げて無事だった。 レストラン従業員らによると、プラスチックが燃えるような臭いがして火災報知機が作動。白煙が室内に立ち込め、食事中の利用客数人を誘導して外に出ると、屋根の隙間などから火の粉が噴き出していたという。出火時、入浴していた女性は「火災報知機が鳴り、温泉から出ると館内に煙が広がってきた。従業員が誘導してくれ、慌てることはなかった」と話した。大町署が出火原因を調べている。(長野県、信濃毎日新聞社)
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