穂積、大会新でＶ　全日本スピード　女子総合

　スピードスケートの第８１回全日本選手権最終日は１６日、長野市エムウェーブで男女の後半２種目を行った。女子総合は穂積雅子（ダイチ）が１６５・４２１点の大会新記録で２年ぶり２度目の優勝。男子総合は法大１年の三輪準也が１５５・４９３点で初優勝した。 　初日６位の穂積は１５００メートルで２位に入って総合５位に上がると、得意の５０００メートルで７分５秒１７の国内最高記録をマークして逆転勝ちした。初日トップの高木美帆（北海道・帯広南商高）は１５００メートルで伸びず、総合２位。自転車挑戦から今季復帰したベテラン田畑真紀（ダイチ）が１５００メートルで１位になるなど総合３位に食い込んだ。 　県関係の女子は日本電産サンキョー勢の石野枝里子が４位、高木菜那が６位。菊池彩花（富士急・佐久長聖高出）は上位８人による最終種目の５０００メートルに残れなかった。男子は最終種目の１万メートルに一人も進めなかった。 　大会は短距離から長距離まで４種目を滑り、合計得点で優勝を争った。（長野県、信濃毎日新聞社）