県内初の公立中高一貫校として本年度開校した屋代高校付属中学校(千曲市)の2013年度の合格者が17日、発表された。志願倍率が5・54倍と初年度同様高倍率だった適性検査を乗り越え、計80人が合格した。 午前9時、同校玄関前に合格者の受験番号が張り出されると、保護者ら10人余りが駆け寄って確認。その後も保護者らは次々と訪れ、番号を写真撮影したり、急いで家族に電話で連絡したりしていた。 長男が合格した千曲市の女性(35)は「塾に通って1年半以上準備してきた。本人がとても行きたがっていたのでうれしい」と喜んだ。孫の結果を見に来た長野市の男性(71)は「合格していてびっくりした。勉強でも学校生活でも仲間にもまれてほしい」と期待した。 一方、長女が不合格だった長野市の女性(46)は「残念だけれどいい経験になった。また新たな目標に向けて頑張ってほしい」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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