鐘を鳴らして「永遠(とわ)の幸せ」を―。上伊那郡宮田村の駒ケ根高原に村商工会青年部などの若者有志が鐘楼を造り、「永遠(とわ)の鐘」を取り付ける。クリスマスイブの24日、除幕式を行う。村の友好都市、愛知県田原市の恋路ケ浜にある「幸せの鐘」と対の名所にしようと、来年には二つの鐘を交換する計画。「家族や恋人同士で訪れてほしい」と呼び掛けている。 鐘楼は、同高原の太田切川に架かる「こまくさ橋」の下流約200メートルに造った。永遠の鐘は直径25センチ。NPO法人地域活性化支援センター(静岡市)から「恋人の聖地」に認定された恋路ケ浜の幸せの鐘とほぼ同じ大きさだ。 村の有志らが来年2月に田原市を訪れて鐘を交換し、幸せの鐘を同高原に設置することで、「永遠の幸せ」を願う場所としてPRする。南アルプスを望む写真撮影場所としても定着を図り、村側の遊歩道を散策してもらう狙いもある。 除幕式は午前11時から。村商工会青年部ふるさと創造委員会副委員長の上野則秋さん(34)は「多くの人に願いを込めて鳴らしてもらってから田原市へ届けたい」と話している。(長野県、信濃毎日新聞社)
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