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飯田市選管、開票作業ミスの経緯を説明 意思疎通が不十分

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 衆院選の飯田市の開票作業で、実際の票数より投票者数が約500人上回って集計され、作業が大幅に遅れた問題で、市選挙管理委員会は17日に記者会見して経緯を説明した。不在者投票数を誤って二重に入力したことなどが原因。集計事務を担当した職員の間で意思疎通が不十分だったほか、パソコンに入力すべきデータを誤るといった基本動作のミスが重なっていた。  市選管によると、15日までにパソコンに入力されていた不在者投票数の合計は477票。16日は追加分10票を加えて最終的に487票になるはずだった。だが、職員間の伝達ミスなどにより、10票ではなく487票が入力された。その際、誤って一地区の投票所の票数の欄に上書きしたため、その地区で前日まで積み上げてあった正しい票数(9票)が消えた。その結果、誤った不在者投票の総数は、477票に487票を加えた964票から9票を引いた955票となった。  小選挙区の開票作業中だった16日午後11時ごろ、集計作業でミスが判明。確認作業に手間取り、小選挙区で開票率100%の速報が出たのは17日午前2時12分。比例代表など一連の開票作業を終えたのは、前回選より約3時間遅い同3時ごろだった。  小池永利総務部長は「職員への教育が至っていなかった」とし、投開票の仕組みを理解するための学習会などを開くとした。選挙管理委員会の平沢寿彦委員長は「誠に申し訳ない」と陳謝した。(長野県、信濃毎日新聞社)


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